精神科医でベストセラー作家である樺沢紫苑氏の【脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神時間術】を紹介します
樺沢氏はメルマガ、YouTube、Facebook、ブログをそれぞれ毎日更新しながら精神科医としても病院診療を行っています
その上で累計で30冊以上の著書を出版し、月に20冊以上の読書とその書評を公開、週に4回以上のジム通い、週2本以上の映画鑑賞をしています
さらに年間30日以上の海外旅行をし、毎日最低7時間は寝ているというものすごい生産性の持ち主です
まさにこれ以上時間を有効に使っている人はいないといえる樺沢氏による時間術の本です
Contents
神時間術の要約まとめ
樺沢氏による神時間術は従来の【無駄なことをしている時間を削って、その時間を有意義なことに当てましょう】といった時間のやりくりとは全く違います
一次元的に時間をとらえるのではなく、時間という横軸に集中力という縦軸を加え時間の価値を二次元で捉えます
つまり集中力の高い時間帯に集中力が必要な高度な仕事を行い、それ以外の時間には集中力を必要としない作業的な仕事を行うことで生産性を上げるのです
そのための具体的方法について見ていきましょう
脳のゴールデンタイムを有効に使う
人間の脳は睡眠中に脳が整理されたり脳の疲れをとってくれます
起床後の2時間から3時間くらいが最も脳のパフォーマンスが高い脳のゴールデンタイムなのです
5000人を調査したデータによると朝の6時~7時が最も集中力が高い時間帯です
1日は24時間ですが人間にとって時間価値は均等に流れているわけではないのです
その価値が高い脳のゴールデンタイムに文章を書いたりプレゼンの資料を作成したり高い集中力が必要な仕事を行います
現に樺沢氏は午前中に執筆活動を行い30冊以上の著書を出版しています
夜の執筆活動に比べて午前中に書くことでスピードで2倍、クオリティも2倍、つまり夜に比べて朝は4倍の価値があると樺沢氏は言います
朝の30分は夜の2時間に匹敵するのです
脳のゴールデンタイムを作り出す
脳のゴールデンタイムを有効に使う方法以外に脳のゴールデンタイム作り出す方法もあります
集中力の高い時間帯とは【起床後の2~3時間】【休憩した直後】【終了間際の時間帯】【締め切り直前】などです
脳が疲れる前に休憩を入れ、集中力を回復させてしまうのです
高い集中力は長く続きません
例えば同時通訳のようなかなり集中力が必要な仕事はどんなに頑張っても15分の集中が限界といいます
非常に高い集中力が必要な超ハードな仕事は15分おきに休憩をいれる、中ぐらいの集中力が必要な仕事は45分おきに休憩、それほど集中力が必要でない作業は90分おきに休憩をとればいいのです
疲れる前に休むことで集中力低下を未然に防ぎ結果的に集中力の高い時間を増やすことができるのです
無理に頑張れば集中力は逆に低下し、疲労もたまって結果的に仕事のクオリティが下がってしまうのです
運動をする
脳のゴールデンタイムを作り出す有効な方法がもう一つあります
それは運動です
1日に60分から90分の有酸素運動を行うことで頭も体もリセットし起床時に近い脳の状態にもっていけます
具体的にはウォーキングや水泳、エアロビクスや球技などです
運動のメリットとしては学習機能や記憶力そしてドーパミンの分泌によりモチベーションまでもが向上します
さらに運動によって睡眠の質が向上し日中の疲労感の減少や集中力が45%改善するという研究もあります
台湾の研究機関の調査によると1日15分の運動で死亡率が14%低下し平均余命が1002日延びたという結果も出ています
つまり運動することで3年間長生きし時間が作り出されているのです
そして疲れて運動できないという人ほど運動をすべきです
運動を行うことで成長ホルモン(疲労回復ホルモン)が分泌し、疲労回復や免疫力アップ、そしてアンチエイジングの効果があります
医学的に運動することが一番の疲労回復効果なのです
運動は朝が望ましいですが勤務終了後に行う場合は寝る前3時間前には終了するようにしましょう
ベストセラー作家の村上春樹氏も20年以上毎日1時間の運動を続けて執筆活動をしています
睡眠を削らない
睡眠時間を削るとガンのリスクは6倍、脳卒中4倍、心筋梗塞3倍、高血圧2倍、糖尿病3倍
そして翌日以降の集中力が大幅に低下するので多くの集中時間を失ってしまいます
神時間術を実行し自身の生産性を上げるためには睡眠を削って頑張るのはもっともやってはいけない事なのです
ある研究では睡眠が6時間以下の人は7~8時間の人に比べ死亡率が2.4倍高くなります
睡眠を削ることで寿命を縮めてしまうとさらにその分の時間を失っていることになります
良質な睡眠を7時間から9時間取りましょう
そして睡眠を良質なものにするために運動をし、夜はできるだけリラックスしましょう
睡眠の質は午前中の過ごし方が大きなカギです
午前中にしっかり朝日を浴び、ウォーキングなどのリズム運動を行いしっかり咀嚼するのです
樺沢氏は日中はバリバリ働き夜は娯楽などでリラックスし原則仕事をしません
日中に仕事をするのと同じくらい夜に休んだりリラックスすることは次の日の生産性のため大切なことなのです
樺沢氏は遅くまで仕事をすることは仕事を頑張っているのではなく仕事を怠けていることになるといいます
神時間術の書評・レビューと実践内容
樺沢氏の【脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神時間術】は精神科医として多くの論文や研究などに裏打ちされたものと実際に多くの患者を診察したきた経験から導きだされています
そして樺沢氏自身の生産性の高さが加わりかなり説得力や再現性が高いです
樺沢氏の時間術は【集中仕事は集中力の高い時間帯に行い、非集中仕事は集中力の低い時間帯に行う】というものです
無理に集中しようとしたりするものではありません
集中力の高い生産的な時間を増やすためには集中力していない時間の過ごし方が大切になってきます
私はこの神時間術を読んでから朝4時45分に起床し6時過ぎまでブログの執筆、7時に家を出て2駅歩いています
そして8時から会社で仕事を行い朝10時前には1日の仕事の重要な部分のほとんどをこなしています
それだけ午前中の時間価値は高いのです
夜にブログに取り組むと疲れていて集中力が落ちているのでダラダラ長時間かかってしまいます
そして翌朝起きれなかったり、疲れが抜けていなかったりで生産性が落ちます
ということで夜にブログが書きたくなってもグッと我慢して翌日のために夜はリラックスして過ごすようにしています
朝の4時30分に起きるので夜の10時台には寝るようにしています
さすがに7時間睡眠は難しいですがこの生活を始めてから風邪をひきにくくなったり身体の調子は良いです
まとめ
精神科医でベストセラー作家である樺沢紫苑氏の【脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神時間術】を紹介しました
起床後の2時間~3時間の脳のゴールデンタイムを有効に使いましょう
疲れる前に休みをいれて集中力の低下を防ぎましょう
60分から90分の有酸素運動によって脳をリフレッシュし脳のゴールデンタイムを作り出しましょう
運動を行うことで睡眠の質を高め翌日に備えましょう
これらを実行して生産性の高め、空いた時間で余暇を楽しみ健康も手に入れましょう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!