大戸屋の食材の品質低下など質が落ちた?倒産の可能性や近くの店舗は大丈夫か?

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大戸屋と言えばメニューも豊富で家庭料理が手軽に味わえるのでとりあえず大戸屋に行けばみんな好きなものを食べられる

こんな感じで幅広く人気を得てきました

私も2000年当時、北区王子や浦和に住んでいた時は1日1食は大戸屋と決まっていました

そして今でも家族でよく行きます

そんな大戸屋の業績が低迷してきます

近年徐々に利益を減らしてきましたがついに2019年9月中間決算営業利益ベースで1億8700万円の赤字を計上しています

下半期でいろいろな対策を打ってくるとは思いますが単純にこのままいくと1年間で3億7000万円以上の赤字計上となってしまいます

これだけ赤字を出して大戸屋の品質は大丈夫なのでしょうか




大戸屋の食材の品質は低下したのか?

 


下表は5年間の損益計算書の主な数字の推移です

単位は百万円です

 
  2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 ※2019年9月 中間
  金額

(売上比)

金額

(売上比)

金額

(売上比)

金額

(売上比)

金額

(売上比)

金額

(売上比)

売上高 24,643 26,012↗ 25,614↘ 26,265↗ 25,729↘ 24,638↘
原価 10,739

(44%)

11,617

(45%)

11,294

(44%)

11,576

(44%)

11,109

(43%)

10,792

(44%)

粗利 13,904

(56%)

14,395↗

(55%)

14,320↘

(56%)

14,689↗

(56%)

14,620↘

(57%)

13,846↘

(56%)

販売管理費 13,327

(54%)

13,795

(53%)

13,611

(53%)

14,055

(54%)

14,206

(55%)

13,472↘

(55%)

営業利益 577

(2%)

600↗

(2%)

709↗

(3%)

634↘

(2%)

414↘

(2%)

-374↘

(-2%)

経常利益 620

(3%)

592↘

(2%)

711↗

(3%)

662↘

(3%)

463↘

(2%)

-362↘

(-1%)

 

2019年9月期は中間決算なので単純に数字を2倍にしています

食材費を表す原価は常に売上高比率で43%~44%で推移しておりこの5年間変わっていません

1000円のメニューの原価は430円から440円ほどだということです

数字上では品質は保たれていると言えます

売上高営業利益率や経常利益率が1%~3%で常に推移しています

こういった体質の企業は売上の減少によってすぐに赤字に転落してしまいます

2018年3月期の売上は262億で2019年3月期が257億と5億円減少しています

2019年9月期中間の数字を1年間に換算すると246億なり、さらに前年比11億円の売り上げ減少となってしまいます

10月からの下期で挽回したいところですが10月は台風19号の影響やさんまの不漁が加味されるので2020年3月の着地数字も厳しい数字になりそうです

倒産の可能性や近くの店舗は大丈夫か?





今後大戸屋の業績は回復するのでしょうか

見通しはかなり厳しいと言えます

売上が下がっても食材の原価率は43%から44%と一定なので売上の減少に伴って原価も減ります

しかし販売管理費は人件費や家賃など固定費の割合が多いので売上が減少してもそれに伴って下がってくれません

今のところ売上高に占める販売管理費の比率は53~55%で推移しています

しかし売上が急激に下がってきているので固定費が一定でも売上高販売管理費比率は上がります

それに今後は残業規制などが厳しくなり今までのように店長に長時間労働をさせるわけにはいきません

人件費も追加のコストがかかってきます

大戸屋が黒字化のために真っ先に取り組むべきことは調理工程の改善や提供時間の短縮です

平日のランチで大戸屋は敬遠されます

なぜなら時間までに職場に戻って来られない可能性があるからです

私の会社の近くの大戸屋でも混んでいるからあきらめるお客さんを良く見かけます

料理の提供時間の短縮などによりこういったお客さんを取り込めれば売上アップにつながります

そして業務オペレーションが改善すればテイクアウトの弁当にもっと力を入れることが出来ます

そうすれば平日のランチ客を取り込め売上増につながります

また【大戸屋は値段が高くなったから下げるべき】という声があります

たしかに2000年頃は500円代や600円代の定食が普通でした

しかしそれは牛丼並盛が290円だった超デフレ時代のことです

業務改善しないまま値下げしても客単価が落ちて売上が下がるだけです

真っ先にやるべきことは業務改善によりテイクアウトも含めた客数を増やすことです

大戸屋の純資産は2019年3月時点で46億円あります

そしてそのうち今までの利益の蓄積である内部留保【利益剰余金】も15億以上あります

仮に2020年3月期で3億以上の赤字で着地してしまうとその分内部留保が減ります

過去の利益の合計が15億円でそれが1年間が3億円も減少したら大変なことです

そうなると一気に再建ムードになってくると思われます

現在のところ閉店情報はありませんが赤字を連続するわけにはいかないので閉店する店も出てくるかもしれません

 

 

まとめ

 

大戸屋が客離れによる売上の減少により業績が低迷しています

2019年3月決算では前期比で減収減益でした

そして2019年9月の中間期ではさらに売上が減少しこの時点で営業損益が1億8700円の赤字です

下期で挽回したいですが台風19号やさんまの不漁などで厳しい決算となりそうです

まず売上減少に歯止めをかけるため、オペレーションを改善し提供時間の改善に取り組んでほしいです

それにより取りこぼしていた客を取り込み、一日の客数を増やして売り上げに繋げることが出来ます

店内調理を売りにしてきた大戸屋がどこまでオペレーションの改善に取り組めるかが今後の業績のポイントになります

なくてはならない店なので頑張ってほしいです

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!